明けましておめでとうございます!本年もよろしくお願い致します。
年末は関東では初雪が降りました、ほんとうに寒くて動くのが嫌になりますよね。・・・と思うのは大人だけで、ちびっこ達はお外が大好きですから、ママも頑張ってお外に出なくてはいけませんねぇ。
雪の降るような寒い毎日ですから、体調には十分注意しないと風邪をひいてしまいます、妊娠中や授乳中のママ達は風邪などひいていませんか?
昨年年末は、「インフルエンザの予防接種を済ませました」と何人ものママから聞きました。また、「これから予防接種を受けるのですが授乳はしてもいいですか?」と質問も受けました。
というわけで、今回は母乳とインフルエンザについて、お話してみたいと思います。
インフルエンザの予防接種ですが、予防接種を受けても授乳は十分可能です。授乳を中断したりする必要はありません。(注:インフルエンザの予防接種を勧めているわけではありません、受けたい方は・・・ということですよ。)
インフルエンザに罹ったら母乳は中断しなくてはいけなのでしょうか?
答えはノーです。授乳中のママがインフルエンザに罹っても授乳は中断する必要はないと言われています。なぜなら、インフルエンザウイルスは気道粘膜で増殖するので、血液の中に大量のウイルスが出現することはなく、母乳中にたくさんのウイルスが出ることは考えられないからなのです。
前回少しお話したように母乳には、たくさんの感染防御因子(赤ちゃんを感染から守ってくれるたくさんの物質)が豊富に含まれているので、赤ちゃんがインフルエンザに罹ったとしても、母乳を飲ませていると、その症状を軽くさせることができるのです。ですからママや赤ちゃんがインフルエンザに罹っても母乳は継続していたほうがメリットも多いのですよ。
抗インフルエンザ薬を内服したら授乳はできないのでしょうか?
これも答えはノーです。今、日本で使用されている抗インフルエンザ薬はどれも母乳への移行はごくわずかと言われています。吸入薬の場合は体内に吸収される量は少なく、母乳への移行はほとんどないと考えられています。また、授乳しない方がよいといわれているものもあります。母乳の分泌を抑制するものもあります。抗インフルエンザ薬を飲んでも有熱期間が約1日短くなるだけという報告もありますから、受診の際、病院の先生に授乳中であることを相談し、必要最低限の処方をしてもらうのがいいですね。
付け加えるなら、他の薬剤もそうですが、鎮痛剤、鎮咳剤、抗ヒスタミン剤、抗生剤などよく使われる薬剤は、小児にも適応のある薬剤を選んでもらうといいですね。
もし、授乳を一時中断したら、母乳は出なくなるのでしょうか?
答えはノーです。出なくなるということはないですが、分泌が低下する恐れはあります。もし、一時中断するなら、搾乳が必要になりますが、高熱がある時の搾乳は体力的に大変です。また、分泌のよい方は乳腺炎などをおこすことも考えられるので注意が必要です。母乳なら添い寝しながら与えることが可能ですから、楽なんですよ。
日頃から、風邪などに罹らないように予防が一番大切です。外出後の手洗い、うがいはもちろんのこと、特に外に出て風邪などの感染症を家の中に持ち込みやすいパパ、園に通っているお兄ちゃんお姉ちゃんは、赤ちゃんやママにうつさないように気をつけてくださいね。
それではまたお会いしましょう!
2005年1月11日掲載
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