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病院便り

 

 
子育てを頑張るママとパパのために、こどもの病気や身体のことなどの情報を分かりやすく皆様にお届けします。担当は、つくば市・さとうクリニックの佐藤先生と、阿見町・秋吉歯科医院の秋吉先生です。
Vo.4 指しゃぶりは、いつごろまでしていてよいのでしょうか?
赤ちゃんや小さい子どもが何でも口にいれてしまうのは、見ていてひやひやすることがありますよね。でも、口をはじめ、目・耳・鼻・手足などから受ける刺激は、五感の発達にとても大切です。
特に乳児のころは、『口にいれる』ことを阻止するのではなくて、口にいれても安全な環境(飲み込んでしまうほど小さいものが手の届くところにないこと・触れるものが清潔であること・おもちゃ等の材質に毒性がないこと…)で、すくすく成長して欲しいですね!

しかし、物を口にいれることが、「癖」になってしまうと、ちょっと困ったことも出てきます。歯は、持続的な力が加わると、動いてしまうのです。
指しゃぶりは、その代表的なものですね。

奥歯でしっかり咬んでもらって、前歯を見ます。下の前歯に比べて、上の前歯がとても前に出ていたり、上の顎が狭窄している(歯並びがアーチ型ではなくて、狭く長く凸型に近い)場合は、たいてい指に吸いダコがあると思います。
それほどひどくなくても、毎日ある程度の時間指しゃぶりをしているようであれば、歯は動いていることが多いです。

結論から言いますと、指しゃぶりはできれば1歳半までにやめるのが望ましく、3歳以降も続いていると歯並びに変化があり自然に治るのも難しい、と思っています。
もちろん、個人差があって、無理にやめさせることによって他の癖が出てしまうこともよくないと思います。

話が分かる年齢になってくれば、「もう赤ちゃんじゃないから、ちょっとにしようね」「指がいたいいたいってかわいそうだよ」「お誕生日までにやめられるといいね」「でも好きだったらしかたがないよね」などと、指しゃぶりについて話をするのも良いと思います。
一日のうち、寝る直前だけのような場合は、いっぱい遊んで食べてお風呂に入って疲れると、コテッと寝ることができて、指しゃぶりの時間が最小限に抑えられることもあります。
さみしいとき、甘えるとき、暇なとき…。お子さんが指しゃぶりをしているのはどういった時なのかをよく見て、指しゃぶりの時間を少しずつ減らしていけるとよいですね。

そうは言っても、どうしようもなくて困ってしまって、おしゃぶりをくわえさせてしまう…という声もよく聞きます。
これにはいろいろな意見があると思いますので、否定も肯定も難しいのですが…。
ただ、歯並びに影響するという点から考えると、何かを口に入れる癖は、歯に力が加わってしまう、ということには変わりありません。
鉛筆を咬む、爪を咬む、毛布をくわえる、という癖も同じです。
歯並びの外側には、頬や唇があり、内側には舌がありますので、この表裏からの力がつりあわなくなっても歯は動きます。(例えば、唾液を飲み込むときに、舌がピョコっと前に出るような舌癖もそうです。)
ですから、おしゃぶりを使用するのも、必要以上に長くならないようにしたいですね。
泣き止ませようとしてくわえさせるのは、どうかなと思います。

強制的に、指しゃぶりをできないようにする装置もいろいろあります。ですが、まずはお子さんができるだけストレスを感じないように減らしていけるとよいですね。
大人になってまで指を吸っている人はいませんし、いつか必ずやらなくなるのですから、あまり叱らないであげてください。

2006年8月17日掲載

 

 

   

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秋吉美智子

はじめまして。このコラムを担当させていただきます秋吉です。子供さんと、育児中のお父さんお母さんに関係する内容で、出来るだけ分かりやすいお話にしていきたいと思います。

私自身も2児の母親です。歯科のQ&Aというと何だか堅苦しいコラムになりがちですので、ママ友達にお便りするつもりで書いていきたいと思います。

略歴: 京都府出身 長崎大学卒
矯正専門医院と一般歯科医院に勤務後、稲敷郡阿見町に秋吉歯科医院を夫婦で開院。
所属学会:矯正歯科学会、小児歯科学会、顎変形症学会、顎咬合学会、日本歯科医学会

 

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