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病院便り

 

 
子育てを頑張るママとパパのために、こどもの病気や身体のことなどの情報を分かりやすく皆様にお届けします。担当は、つくば市・さとうクリニックの佐藤先生と、阿見町・秋吉歯科医院の秋吉先生です。
Vol.3 とびひ・あせも・虫刺され・日焼けの予防について
こんにちは。さとうクリニック、院長の佐藤です。
ようやく梅雨も明けましたが、今回は夏にちなんだお話をいたします。

1. とびひについて
とびひは夏の時期、子供によくできる皮膚の感染症です。簡単に言えば、痒くて掻きこわしたところにバイ菌がついて、皮膚が丸くただれてむけてしまい、またそれがあちこちと周りの皮膚に飛んでゆく、という病気です。
伝染力が強いので、出ている間は保育園、幼稚園、プールなどには行けません。抗生剤を使って治しますが、塗り薬だけではほとんど治りません。飲み薬を5〜7日間きちんと飲むことが必要です。
また、痒いためにステロイドの軟膏を使う方もいるようですが、できるだけ避けるべきでしょう。ステロイドは湿疹や皮膚炎には私も良く使いますが、一般に細菌や、ウイルスなどの皮膚病の場合、悪化することが多いものです。
なお、とびひができるきっかけとしては、虫刺され・アトピーの湿疹・あせも・水痘など、皮膚がかゆくなるもの全てといえます。普段から子供がかゆがらないように掻き壊さないように、かゆみは早めに治してあげてください。

2. あせもについて
あせもはおでこ、頭、首の回り、わきの下など汗をかきやすいところにできるもので、汗腺がつまるためにできます。初めは白く、かゆみもありませんが(白いあせも)。これなら皮膚を清潔にし、汗を取ってあげれば治りますが、悪くなると赤くなり、かゆみも出てきます。これを紅色汗疹(赤いあせも)といい、場合によっては化膿することもありますから、その前にかゆみを止める薬、多くは弱めのステロイド軟膏やステロイドローションなどを使います。
予防としては、子供のほうが汗っかきなので、暑いときは部屋の温度を下げること、車に乗っているときは、チャイルドシートに乗る子供が最も汗をかくので、車の中は充分に涼しくすること。こまめに汗をぬれタオルなどで拭いたり、洗い流すことなどでしょう。

3. 虫刺されについて
できるだけ刺されないようにしましょう。痒みや腫れだけでなく、とびひになったり痕が残ったりするとかわいそうです。
私は虫除けのクリーム、スプレー、パッチなどは必ず子供にします。面倒がらず、必ず使います。かぶれるのが心配な方は、腕や足に少し塗ってみて、試してください。なお、蚊に刺されないことは、日本脳炎の予防にもなります。

4. 日焼けについて
白人ほど注意する必要はないと思っている人もいるようですが、今や日焼けは有害です。昔に比べ紫外線が数割も増えている現状では、子供のときからきちんと日焼け止めを使うべきです。
大人になってから注意しても遅い理由は、人間は一生浴びるといわれる紫外線量の半分を、18歳までに浴びてしまうからです。また、WHOでは、紫外線のために毎年6万人の人が皮膚がんや、免疫力の低下などに関連して死亡していると、今年の7月21日に発表しています。
私事で恐縮ですが、私は子供が4人おりますが、子供が小さいうちは必ず外出の前に日焼け止めを塗り、虫除けスプレーやクリームを塗り、ステロイド軟膏を持っています。上の子供たちが学校へ行くようになりましたら、登校前には必ず日焼け止めを塗るよう言って聞かせています。
慢性の紫外線暴露は皮膚の老化、白内障の原因にもなります。外で遊ぶのは気持ちが良いもので、夏はテニスやキャンプ、海水浴にも出かける季節でしょうが、少なくとも子供たちは日焼けから守ってあげましょう。

以上、やればきりがありませんが、子供の多い少ない、大きい小さいではありません。これくらいの手間はかけてあげてください。子供が大きくなる前は、親が手をかけて、守ってあげるしかありません。私はそう思っています。

2006年8月1日掲載

 

 

   

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佐藤 宏一先生
佐藤 宏一

はじめまして。このコラムを担当いたします佐藤です。アクセスされる方が子育て中の女性が中心とのことですので、主に子供の病気やそれに関係することをお話したいと考えています。

また、私自身4児の父親で、夫婦二人でばたばたと子育てをしております。その経験で少しでも参考になることがありましたら、おいおいご紹介したいと思います。
略歴: 北海道出身 筑波大学卒 
筑波大学および関連病院勤務の後、北海道の僻地診療に携わる。

その後つくば市にてさとうクリニックを開設、現在に至る

所属学会: アレルギー学会、循環器学会、内科学会、プライマリケア学会

 

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